秋田地裁、「ヤフオク!」での違法複製プログラム販売の男性に対し著作権法・商標法違反で有罪判決

 BSA | The Software Alliance(本部:米国ワシントンDC、以下BSA)は本日、秋田裁判所が2017年7月14日、インターネットオークション「ヤフオク!」での違法複製プログラム販売が著作権法・商標法違反に当たるとして、宇都宮市内の男性に対し、懲役1年6月(執行猶予3年)、罰金100万円の有罪判決を下したと発表しました。

 

 秋田地裁は、男性が平成28年1月25日から同年8月30日にかけてBSA加盟企業のオートデスク インク(以下、オートデスク)が著作権を有する「Auto CAD 2017体験版」「Auto CAD LT 2016体験版」ほかを、同社の許諾なしにDVDに複製し、1枚当たり4600円で「ヤフオク!」に出品して販売した行為が著作権侵害に当たるとしました。

 

 また、オートデスクが商標登録を受けている商標に類似する広告情報を使用して広告を不特定多数に閲覧させた行為が商標権違反に当たるとして、猶予付きながら秋田地検の求刑どおり、男性に対し懲役1年6月、罰金100万円の有罪判決を下しました。(BSA | The Software Alliance 2017.08.30)

 

 男性がいくら売り上げたかわかりませんが、罰金100円は結構厳しいですね。オークションでは客引きのために商品名も記載しますから、殆どの事件で商標権及び著作権の両方に違反することになるでしょう。