「モンクレール」が模倣品対策を徹底 全商品にICタグを導入

WWD JAPAN.comのウェブサイトから転用
WWD JAPAN.comのウェブサイトから転用

 「モンクレール(MONCLER)」は模倣品対策として、2016年春夏コレクションから全てのアイテムに特殊なICタグを搭載した下げ札を採用する。RFID(Radio Frequency Identification)技術を使用し、チップには正規品であるという情報が組み込まれている。また、アルファベットと数字から構成された特殊コードやQRコード、ブランドのロゴの形をした近距離無線通信タグ(Near Field Communication Tag)を搭載する。「モンクレール」の公式サイトや特別なアプリでそれぞれのコードを読み取ると、情報にアクセスすることができる。

 

 同ブランドは以前から模倣品対策に注力している。14年に1450以上の事例を調査し、45万以上の模造品を差し押さえた他、15年11月には中国人偽造者に対し民事訴訟を起こし、42万ユーロ(約5334万円)を得た。また、2月には中国人による50の偽造ウェブサイトを取り締まった。(WWD JAPAN.com 2016.4.5)

 

模倣品に対する面白い取り組みですね。税関や取引の時に、真正品か判断するのに有効だと思います。