偽「LINE」で出会い系に誘導、66億円荒稼ぎか

 突然、見知らぬ人からメッセージが来て、無関係のサイトに誘導される・・・

 

通信アプリ「LINE」のサービスを装った出会い系サイト運営会社の社長らが、商標法違反の容疑で逮捕されました。男らはこのサイトで66億円を荒稼ぎしていたとみられています。


 突然、見知らぬ女性からこんなメッセージが届きます。


 「はじめまして♪ナナだよ」


 メッセージの送り主は、「友人があなたに興味があるので仲良くしてあげてほしい。しかし、その友人のLINEは使えない状態になってしまっている」などとして、別のサイトに誘導します。そして・・・


 「超可愛いし、性格いいし、Hだし(笑)。今は彼氏もいないから連絡してあげてねー♪」


 アカウントに使われているのは若い女性の写真です。メッセージで指定されたサイトの名前は「LINE無料チャットルーム」。「LINE」のロゴやキャラクターが使われていて、一見、公式のサービスのように見えます。しかし、このサービスを利用しようと登録すると、LINEとは無関係の出会い系サイトに登録されてしまいます。


 13日、警察は、商標法違反の疑いで、この出会い系サイトを運営する「フライヤーズスクエア」の社長(42)と関連会社の社長(35)ら合わせて8人を逮捕しました。警察によりますと、三浦容疑者らは、去年6月ごろから11月ごろまで、運営する出会い系サイトを「LINE無料チャットルーム」などと表示し、無関係な「LINE」のロゴマークを無断で使用するなどして、商標権を侵害した疑いが持たれています。取り調べに対し、出会い系サイト社長と関連会社社長は「身に覚えがない」などと容疑を否認しています。


 出会い系サイト社長らの出会い系サイトは、これまでに延べ270万人の会員登録があり、66億円余りを売り上げていたとみられます。警察は、詐欺の疑いも視野に、事件の全容解明を進める方針です。(TBS NEWS13日20:36)

 

LINEの商標を使い、出会い系サイトに270万人を登録させたとはすごい集客ですね。LINEの商標権の顧客吸引力は恐るべきものです。66億円(!)の売上もすさまじいです。詐欺の疑いとありますが、女性を紹介しなかったという容疑でしょうか。