模倣品対策:社員も参加する全社モニタリングを実施

事例No.1:社員も参加する全社モニタリングを実施し、効果的・効率的に市場に流通する模倣品を発見する。 

 

X社の製品は世界中で発売され、人気があるため、模倣品は様々な店舗で販売されています。

しかし、X 社のロゴを模倣した衣料品の模倣品被害も後を絶たない状況でした。

そこで、X 社では、模倣品発見のモニタリング協力を自社の社員(営業担当者)に依頼しています。この方法は、日本本社のみならず、全世界の関係会社で実施している方策です。

 

【効果】

  1. 営業担当者は商品知識が豊富であり、また、X 社の製品等に強く誇りと愛着を持っている者が多いため、この取組みに積極的に協力してもらえている。 
  2. 実際に、(日本国内だけでも)月に 3~4 件程度の模倣品発見の報告がある。模倣品を発見した社員は、発見した品物を購入し、販売していた店の情報と共に知的財産担当部署に送る。模倣品の購入費用はグローバル本社で負担する。 
  3. 模倣品を販売していたことが判明した店舗に対して、販売していたのが模倣品であり、権利侵害をしていることについて警告状を送付して模倣品販売を中止するよう依頼している。警告状は、侵害行為に応じた数パターンを準備している。

(経済産業省HP「模倣品・海賊版対策事例集」から転用)

 

対策コストも100万円未満と、低いコストで高い成果を出していると思います。中小企業も真似ができる有効な模倣品対策だと思います。

 

詳細は、該当HPへ