輸入偽ブランド品差し止め過去最多２万８０００件　９割が中国から

　財務省は2014年3月13日、偽ブランド品など知的財産権を侵害した物品の輸入差し止め件数が2013年に2万8135件だったと発表しました。

　前年に比べ5.7％増え、２年連続で過去最高を更新しました。携帯電話の関連商品やＤＶＤの模倣品が増えています。差し止めた物品がすべて本物であれば約130億円になるそうです。

　差し止めた物品数は62万8187点でした。スマートフォンのケースなど「携帯電話・付属品」は８万9701点で最も多く前年比で42.6％増えた。健康を維持するための運動方法を記録したＤＶＤや人気ブランドのかばんの差し止めも目立ちました。

　インターネット取引を通じて、個人が模倣品を偽物と知らずに買ったり、あえて模倣品を買い国内で転売したりするケースが増えています。

　国・地域別で差し止め件数をみると、中国が全体の91.9％を占めた。前年比ではやや低下したが４年連続で９割を超え依然高水準です。香港は3.7％、韓国とシンガポールはともに1.2％を占めました。